2012年03月17日

さらば大理、そんで麗江

大理は麻薬のような街だ。

街は中国にしては綺麗で物価も安い。(その裏には早朝から掃除をしているオバチャンたちがいるのも忘れてはならない。)少数民族は優しいし、飯もうまい。ここで出会った日本人一同「ここにずっといたいなあ。」という誘惑にどっぷりだ。

観光用にきちんと区画され、外面を人工的に整えた様は滑稽と取れるかもしれない。しかしここに来るまでにたどった都会での喧騒や漢民族パワーで疲れ切った身体には大理は別次元に心地よい。
中国ではほとんど英語が通じない。まあ日本人は漢字でいけないこともないが、欧米人にはキツイ旅でもある。大理は以前からの洋人御用達の街なので英語は多少通じるし、いわゆる欧米風のバーのような店も多い。この中途半端さがなんとも言えないのではないかと思う。見ようによっては奇怪な街だ。

そんなとこなので非沈没型の僕でもゆったり過ごした。まあまだ始まって1週間も立っていないけど(^_^;)
午後からはシャワー入ったり、本読んだり。2000mの高所にしては心地よい気候もそうさせていると思う。読書ついでに行こう行こうと思っていたチベタンカフェに行く。

DSC_0034-s.JPG
普通に美味しかった。こういうものは普通がなかなか無い


チベット風の店だが、センスが良く(無理矢理感がない)、店員も英語。ここは一番おすすめだ。飯もうまいし、とにかくコーヒーは美味しかった。チベットに行きたい欲求をここいらの雰囲気で消化しよう。ただゆったりと過ごす。あまり気を使うこともなく。

宿に帰ると昨日の日本人の姉ちゃんがいた。地球の歩き方(最新)を借りる。でもほんとに使いにくい本だ。観光地の宣伝よりも、もっと安宿のせて市バスとか詳しく乗せてほしいわ。これからは自分で調べる時代だね。

姉ちゃんは旅の先輩なので旅行術を学ぶ。そして今後の経路。やはりチベットが忘れられないというのは共通した難題だ。ということでシャングリラから四川の少数民族が多い地区を回って成都に行くことにした。さらば石林、そして昆明。またいつか行くわ。

この経路はアクセスも道も悪くなかなか難しい。シャングリラで合流してから攻めてみることに。というか合流できるか至極不安だけど(^^ゞ

姉さんに本を貸してもらった。旅する文庫本らしく人に貸すごとに名前を書いていくらしい。知識の共有こそ人類の進歩の根源。知識は伝搬して混ざり合い文化を作ってきたわけだし。
しかも「ダライラマ自伝」!さっきチベタンカフェ行ったしタイムリーじゃねえか!!
こういうのはかなり格好からはいるので、晩メシもチベタンカフェ。そしてチベタンティーもいただく。ああ気分はもうチベットだったりして。けっこう読む。

DSCN0191-s.JPG
店はいい感じです。


宿に帰ると昨日のメンバーで最後の会話。日本人の子は明日シャングリラ。僕は明日麗江。フランス人はまだ大理へ残る。お別れだ。旅での偶然の出会いはとても楽しかった。またどこかで会う可能性もあるけど。というか旅先で会う旅人同士は生の情報も持っているし、同じようななんとなくの不安も背負っているので短い間でも束の間の現実逃避の逃避ができる。欧米人なんかは盛大に飲みに繰り出し騒ぐのが好きそうだ。東洋人は仲間内で楽しみ感じかな。でも白人たちの飲み会は見てるだけでも楽しい。英語使えたらなあとつくづく思う。
とにかく大理は脱出する。このままでは骨の随までやられてしまう。ゆったりとした気候とある意味非現実的な街並みは楽しかった。テーマパークであり、人々の生活があり、異文化も取り込んだ非現実と言うより「吐き気」といったほうがいいかもとサルトルっぽく言うが意味はわかってません(^O^)

3月17日 土曜日
朝8時名残惜しきゃ大理。

DSC_0039-s.JPG


麗江までミニバスでいく。バスターミナルまで行けば正規の時刻表通りの国営バスが出ているが、僕は市中からでる私設ミニバスの方が好きだ。なぜなら日本では考えられないことが多々ある。人数次第で出発なので8時〜17時のような時刻表。さらに各チケット販売会社が自分の客がとれたら電話してよこすのでスタートからまず各地に散らばる客拾い。そして行きたいとこに近づくと呼びかければ下ろしてもらえる。そして途中乗車もOK、高速でも。あとあとなぜか山間の少数民族の人はちょっとだけ乗ってただだった。優しい。運賃も途中乗下車で運賃集めの姉ちゃんの裁量で決まる。

正規よりちょっと高いが、運が良ければその場で乗れるし、バスターミナルまで行かなくても良い。さらにちょっと横道に逸れることもある。アドベンチャーな乗り物だ。

麗江までの道のりは、山間部をくねくね登っていき、降りる。ガタガタ道は少数民族の街がある。ガタガタ揺れて、人が乗ってきて、降りて・・・

DSCN0192-s.JPG
カメラに興味津々


景色も良いし最高だ。なんか移動する事自体が楽しくなってきた。本質からずれたような気もするが、広い広い中国は車窓からでもその気候や自然、人達の変化がわかるので飽きることがない。

と、恐ろしい目にあった。山道を抜けてやっとこさ高速に乗るとき検問があった。
ずかずかと狭いミニバスの中、7,8人の警察が入ってきた。怖い・・・

中国人はパスポートのような登録書を持っている。列車などのチケットを買うときにも使う。それを提示させる警察。僕はパスポート。皆無表情で調べていく。

前の三人の金持ちそうな若者たちはすぐ終わり「めんどくせえなあ」と言った感じ。僕は顔を確認されて終わった。ふっー!緊張した。

と、隣の貧しそうな浅黒いおっちゃんとおばちゃんが立たされていた。少数民族のアクセサリーをしていた。彼らは上着を脱がされ、ポケットを探られ、鞄の中身まで調べ上げられていた。そしておっちゃんの常備薬の中まで。もっていたチラシの文章まで・・・

何もなく終わった。警察は無言で降りていった。夫婦はやれやれといった感じで座り、僕と目が合う。「いろいろあるのよ。」そんなふうに伝えたそうな眼だった。その間もずっと前の若者はiphonらしきものを弄ってしゃべっていた。周りの乗客もみな苦笑いの中、バスは走りだした。


麗江。寒い。標高は2500m。ナシ族の街並みが94年に世界遺産に。
大理で出会った男の子に「あそこはディズニーランドですよ。」といわれていたのであまり期待せずに行くとやっぱしそんな感じ。街並みはたしかにきれいだし、大理と違って迷路のように複雑でその横を小川が流れる。しかし、人の大渋滞。まあこれは良しとしよう。日本だってそうだ。びっくりしたのが、麗江古城内の主要通路の家々はすべて「お店」。土産物、飯店、ホテル、カフェ、コンサート場・・・すべてが店だ。かなり広いのにお店ばっかし。沖縄の国際通りみたい。

DSC_0049-s.JPG
テーマパークへようこそ

DSC_0067-s.JPG
今日は土曜日ということもあって・・・

DSC_0046-s.JPG
ぎょえ!!

DSC_0041-s.JPG
あれ?僕の愛車にそっくりなんですが・・・


DSC_0058-s.JPG
上から見ると綺麗


しかし、それどころではない。宿泊地が見つからない。目星をつけていたが、地図に書くの忘れていたり言ってみたらアクセス悪くてしんどそうだったり、、、
ちゃんと調べればよかったという後悔は荷物を重くしていく。しかも古城内はバイタクやバスは入れないため連れていってもらうこともできないので、古城外にする。頼みの綱は7年前の地球の歩き方。そもそも中国はチベットだけの予定だったので、ブックオフで買ったこいつだけだった。出入国や連絡、おおまかな地図くらいでよかったので。しかし行く直前にまさかのチベット封鎖を知り、急遽雲南省にしたが「地球の歩き方 雲南省」の中古を取り寄せるのもめんどいし、あれだけ使えないのに1800円くらいするのでケチった。その後悔で足が重くなっていく。

人に聞きまくるもみんな違うとこを言う。あるのはあるらしい。しかし存在しないのだ。腰が痛い。たった3日の大理ですっかり訛った。レンタルサイクルのおばちゃんに聞く。地図なら目指す玉泉賓店はこのへんなのだ。ラッキーなことに英語ができるおばちゃん!第一声・・・

「Finish!!」

潰れとんかい!!!!

と、おばちゃん察しがきくのか「カモン!」と言いながら歩いて行く。すると路地に順水楼客センというホテルが。
聞くとシングル60元。大理のドミの2倍以上だが、個室トイレシャワー付き!部屋を見ると日本のビジネスホテルそのまま。洋式便所様まで!!
おばちゃんありがとう。あしたチャリ借りるよ!と別れる。その後も古城内散策するも中国人なら楽しいと思うがぱっとしない。麗江は市外に見所が多いので、バスターミナルが近いこのホテルを根城にしよう。でも高いから2日。あとどうしよう。と思いながら心置きなく洗濯をタライでするのであった。

飯 25元
バス 50元
宿 60元

135元
posted by 小太郎 at 21:29| Comment(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。